入会のきっかけ

大学で畜産分野について学ぶ講義の中で食肉の格付について取り上げられており、そこから興味を持ち入会に至りました。また、インターンシップで事業所を訪問し、格付員の方々が仕事をしている姿に感銘を受けたことが大きな決め手となりました。

現在の仕事内容

午前中(8時~11時)は現場(冷蔵庫内)で牛枝肉の格付補助業務を行います。その後、現場から事業所へ戻り、明細書印刷及びデータ送信、証明書発行等の事務作業を行います。加えて、牛肉トレーサビリティ業務に必要となる検体の採取及び検品、発送を行っています。
午後は豚枝肉の格付補助業務を行います。また、週に3回程度、脂肪酸や一般成分の測定も行っています。その後、午前と同様に明細書のデータ送信等の事務作業を行っています。

仕事でのやりがいや達成感

食肉の格付は枝肉の公正な取引に不可欠な仕事であり、その仕事に一職員として携われていることに非常にやりがいを感じます。また、格付は生産者と購買者の間に立ち、枝肉取引規格に基づいて公正かつ丁寧な仕事をすることが求められます。日々の業務において先輩職員の方々の格付に取り組む姿から多くのことを学びつつ成長していき、その成長を自身で感じることができたときに達成感があるのではないでしょうか。

職場環境や職場の雰囲気

現在所属している事業所は、一日に平均75頭前後の牛枝肉、平均500頭前後の豚枝肉を格付しており、長時間冷蔵庫内に居ますが耐寒性の高い防寒服が支給されるため、寒さに弱い方でも問題ないと考えます。
事業所の雰囲気は和やかで、休憩時間は休日の過ごし方や趣味、最近のニュース等の話をしています。また、格付の隙間時間に疑問点を質問する時間もあり、その際は丁寧に指導していただいています。また、仕事だけでなくプライベートで困っていることも相談しやすく、働きやすい環境だと感じています。
全国転勤ということもあり、職員の入れ替わりが多く多少の大変さはありますが、年代・性別問わず様々な職員と交流できる点は魅力的だと思います。

仕事後や休日の過ごし方

始業時間が早い分、終業時間も早く残業がほとんどないため、終業後は自由に過ごすことができます。帰宅後は読書や映画鑑賞、畜産分野の知識を深めることに時間を活用しています。
休日の過ごし方は、戦跡に興味があるため転勤先の戦跡や資料館を訪れています。また、前年は沖縄県の事業所に所属していましたが、その際はシュノーケリングや離島観光、闘牛やエイサー演舞を楽しみました。

学生へのアドバイス

就職先を決めることは人生の中でも特に大きな決断が必要だと思います。就職したとしても職場環境が合わず、早期に退職してしまう可能性もあります。だからこそ、インターネットで得られる情報だけを頼りにするのではなく、実際に事業所へ訪問し、現場や事業所の空気感を知ることが大切だと思います。
まずは、思い立ったら行動してみてください。もしかすると、現場で見た格付員の後ろ姿が未来の自分の姿かもしれません。