入会のきっかけ

大学で畜産分野を専攻していたため、将来は畜産関係の仕事に就職したいという希望があったことに加え、中でも大学で学んだことをもとに一つのことを突き詰める技術職の仕事がしたいと考えていました。大学4年生の時、所属していた研究室で格付協会の募集要項を見つけ、研究室の先輩が入会されていたこともあり、“お肉の格付ってどういうことをするんだろう?”と興味を持ちました。
実際に事業所の見学をして説明を聞いたところ、最近では女性職員の方々も活躍されていて、専門的な知識をもとに日本の畜産業界に貢献できると思い、採用試験を受けました。

現在の仕事内容

(インタビュー当時は入会2年目でした。)
入会2年目なので、枝肉にハンコのような形状をした等級印を打ったり、現場で格付のデータを専用の機器に入力したりといった格付業務の補佐として働いています。
1日の流れとしては、午前中は冷蔵庫内で現場作業をし、午後に事務所で明細書発行などの事務作業をしています。また、現場では、空いた時間に先輩職員の指導の下、格付をする練習をして日々技術に関する勉強をしています。
現在勤務している事業所では、牛は毎週月曜日と木曜日に合計約130~160頭の格付をし、豚は毎日約1,200~1,300頭の格付を行っています。格付は、生産者と購買者の間に立って行う業務のため、適正な判断と責任が伴う重要な仕事だと思います。

仕事でのやりがいや達成感

仕事を通じて自分自身が成長できたと実感したときです。現在、格付員になるための勉強中ですが、入会当初は上手く仕事ができず、枝肉の特徴を見極めることも難しく、落ち込むこともありました。しかし、日々仕事をしていく中で、少しずつ自分ができることや理解できることが増えてきて成長していると感じた時に嬉しく思いました。
また、スーパーなどで買い物中に並んでいるお肉を見て、自分の仕事が食肉を支える一端になっていると痛感した時も、やりがいを実感しました。

職場環境や職場の雰囲気

現場では、毎日冷蔵庫に入りますが、支給された防寒服を着て動き回ることが多いため、寒さを感じずに仕事ができます。
事業所では、仕事・プライベートに関係なく、分からないことや困ったことを先輩職員に相談できる良い雰囲気だと思います!私自身初めての一人暮らしかつ車の運転も初心者で、不安なことが多かったのですが、相談に乗ってもらえました(笑)。
仕事で格付をしている最中でも、疑問に思ったことを聞いた際には一つ一つ丁寧に指導してもらえます。お昼休みには、一緒に昼食を食べたり、趣味の話をしたりと和やかな雰囲気です。

仕事後や休日の過ごし方

残業がほとんどなく、仕事後に時間があるので、買い物をしたり事務所の方や職場で知り合った人たちとご飯を食べに行ったりと、プライベートも充実しています!
転勤がある仕事のため、休日はその地域の観光名所や名物を見て回ったり、趣味の写真を撮りに行ったりしています。

学生へのアドバイス

就職活動が始まると、大学の授業に加えて、面接試験の対策などやることが多く大変になってくると思います。ですが、同時に自分の将来について考える重要な時期でもあります。その際、悩むこともあるかもしれませんが、まず興味を持ったら積極的に行動していくことが重要だと思います。そうすることで、自分の将来につながる仕事に出会えると思います。ぜひ、頑張ってください!

その他

転勤が伴う仕事ですので不安に思われる方も多いかもしれませんが、転勤を通じて自分が訪れたことのない場所に住むのは新鮮ですし、なにより視野が広がるので良い経験にもなります。このような経験はなかなかできることではないので魅力的だと思います!!