(1)分割 | (2)整形 | ||
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区分 | 方法 | 区分 | 方法 |
かた | 第4~第5肋骨間において背線とほぼ直角に切断して、「かた」を分離する。次いで、肩甲骨、上腕骨、前腕骨、手根骨、胸椎、頚椎、肋骨(肋軟骨を含む)及び胸骨を除骨する。 | かた | 肋間筋に残る壁側胸膜(うすかわ)を除去し、胸椎、頚椎、肩甲骨跡周辺に残る軟骨及び小肉と、その他血液、リンパ節及び靱帯を除去する。背脂肪を棘突起跡の筋肉面に沿って切り落とし、脂肪の厚さを8mm以内に除去して整形する。頬部(ジョール)の内面脂肪は、リンパ節とともに筋層まで除去し、筋肉の先端で切り落として整形する。 |
(かたロース) (うで) |
肩関節直上部で背線と平行に切り開き、肩甲骨上端部で背線と平行に切断して、「かたロース」と「うで」に分離する。「かたロース」の先端は「かた」切断面と平行になるように切り落として整形する。 | ||
ヒレ ロース ばら |
恥骨の前下方において「ヒレ」を後端から最後腰椎の部分まで切り離し、後肢外側の大腿筋膜張筋(とも三角)の前縁に沿って腹直筋(ささ肉)を切り進み、仙椎と最後腰椎との結合部において背線とほぼ直角に切断して、「ヒレ・ロース・ばら」を分離する。次いで、「ヒレ」を分離する。次に、横隔膜の体壁付着部を除去し、胸椎、腰椎、胸骨(剣状軟骨を含む)を除骨(肩甲軟骨を含む)したのち、第5肋骨の長さ(肋軟骨は含まない)の3分の1に相当するところで背線とほぼ平行に切断して、「ロース」と「ばら」に分離する。 | ヒレ | 表面に付着する脂肪は全て除去し、大腰筋と小腰筋の間にある腱は、形状を損なわない程度に除去する。 |
ロース | 肋間筋に残る壁側胸膜及び胸椎跡に残る小肉を除去する。背脂肪を棘突起跡の筋肉面に沿って切り落とし、次いで、脂肪の厚さを8mm以内に除去して整形する。「もも」との切断面のふぞろいは、「かた」切断面とほぼ平行になるように切り落として整形する。 | ||
ばら | 白線部を10mmの幅で除去する。腹部脂肪を除去し、次いで、脂肪の厚さを8mm以内に除去して整形する。「もも」との切断面のふぞろいは、「かた」切断面とほぼ平行になるように切り落として整形する。 | ||
もも | 寛骨、大腿骨、膝蓋骨、下腿骨、足根骨、仙椎及び尾椎を除骨する。 | もも | 寛骨内面の小肉(めがねの小肉)を取り除き、膝蓋骨及びともずねに付着する靭帯を除去する。背脂肪は筋肉面に沿って切り落とし、脂肪の厚さを8mm以内に除去し、併せてリンパ節を除去して整形する。 |
等級 | 「Ⅰ」 | 「Ⅱ」 |
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肉質及び 形状 名称 |
肉は締まりがあり、きめ細かく、肉及び脂肪の色沢、質がいずれも良いもの | 肉の締まり及びきめ、肉及び脂肪の色沢、質に難のあるもの |
かた | 厚く、肉づきが良く、ロースしんの大きさ及び筋間脂肪の厚さの適度のもの | 厚さ、肉づき、ロースしんの大きさ及び筋間脂肪の厚さに難のあるもの |
かたロース | 厚く、肉づきが良く、ロースしんの大きさ及び筋間脂肪の厚さの適度のもの | 厚さ、肉づき、ロースしんの大きさ及び筋間脂肪の厚さに難のあるもの |
うで | 肉づきの良いもの | 肉づきに難のあるもの |
ヒレ | 太く、形状の良いもの | 太さ、形状に難のあるもの |
ロース | 厚く、ロースしんの大きさ及び筋間脂肪の厚さの適度のもの | 厚さ、ロースしんの大きさ及び筋間脂肪の厚さに難のあるもの |
ばら | 厚く、広く、肉づき一様で赤肉と脂肪の割合の適度のもの | 厚さ、広さ、肉づき及び赤肉と脂肪の割合に難のあるもの |
もも | 厚く、充実し、肉づきの良いもの | 厚さ、肉づきに難のあるもの |
区分 部分肉名 |
「S」 (kg未満) |
「M」 (kg以上〜kg未満) |
「L」 (kg以上) |
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かた | 8.0 | 8.0~9.0 | 9.0 |
かたロース | 2.0 | 2.0~2.5 | 2.5 |
うで | 6.0 | 6.0~6.5 | 6.5 |
ヒレ | 0.5 | - | 0.5 |
ロース | 4.5 | 4.5~5.0 | 5.0 |
ばら | 4.0 | 4.0~4.5 | 4.5 |
もも | 7.5 | 7.5~8.5 | 8.5 |
半丸セット | 24.5 | 24.5~27.5 | 27.5 |
豚部分肉取引規格に基づく部分肉
豚部分肉規格証票
認定看板
認定証