入会のきっかけ

学生時代に、牛肉の肉質や枝肉特性の研究に携わっていたこと、また、ミートジャッジング競技会(牛及び豚枝肉の格付の学生大会)に参加したこともあり、枝肉格付の仕事に興味を持っていました。
研究に際して、ある事業所に毎月数回ほどお世話になっていた時に、仕事を間近で見ることができました。セリにかかる前の枝肉を格付員が格付し、A5、A4などの等級印を枝肉に押していく姿が格好いいと思い、格付員になりたいと思うようになりました。
また、日本の畜産に貢献できる仕事であるというところに魅力を感じたのも、格付員を目指した理由の一つです。

現在の仕事内容

私が勤務している事業所は、朝が大変早く朝7時から現場に入ります。最初に、その日に格付する牛枝肉全頭のロース芯面積、ばらの厚さ及び皮下脂肪厚の測定を行います。曜日や季節等によって変わりますが、一日約500頭を職員で手分けして計測します。8時過ぎから、牛及び豚の格付が始まります。まだ格付員ではないので(入会3年間は修業の身です!)、格付業務に際しては補佐的な立場です。端末機器への格付結果の入力を行うこと、また、実際に格付を行い、先輩にアドバイスをもらいながら格付の勉強をしています。
入会3年目までは、格付の勉強が主な仕事であると考えています。午後からは、農林水産省から委託された牛肉トレーサビリティ制度に関わる仕事である、牛枝肉の肉片採取を行います。その後は、事務作業等を行い、一日の仕事は終了です。
格付業務は、午前中に集中して行うので、一日の仕事にメリハリがついて、仕事にやる気が出やすい環境です。

仕事でのやりがいや達成感

この仕事は、何かを作り上げることや数字に表れるノルマがあるわけではないので、人から見ればやりがいはあるの?と思われるかもしれません。私自身が、まだ格付員ではないので(格付員になるには最低3年の修業が必要です!)、格付に対して直接的な決定権はありません。しかし、勉強という形で格付をさせてもらう時があり、その時に自分の格付と指導してくださる先輩との格付が合えば自信にも繋がり、やりがいも感じます。
また、格付結果は、繁殖に必要な育種価に利用されたり、生産者にフィードバックされ後の生産に活かしてもらえるので、日本の畜産に微力ながらも関われることができることにも、やりがいを感じます。

職場環境や職場の雰囲気

現在の職場環境は、中央市場ということもあり、格付現場には格付協会だけでなく、市場関係者や食肉卸関係者、生産者の方々もいるので、色々な方たちと交流することができます。
勤務している事業所は、正規職員が現在12人と大所帯です。年齢は、20代から30代が多いですが、どの年代の職員とも話しやすい雰囲気です。そのおかげで、仕事での疑問や悩みなども相談しやすいです。昼食を外に一緒に食べに行ったり、終業後に一緒に買い物に行ったりなど、気軽に付き合えることが楽しいです。

仕事後や休日の過ごし方

仕事柄、残業がほとんど無く、終業後の時間に余裕があるので、同期や歳の近い職員とお茶したり買い物したりする時もあります。休日は、新しい飲食店の開拓や近隣の観光地に遊びに行きます。連休になれば、少し遠くに足を延ばして1泊旅行にも行きます。転勤が多い職場なので、転勤先の名物や観光名所を回ったりできるのが楽しいです。 平日は、早起きをしなければならないなど身体が資本の仕事なので、予定の無い休日はたくさん寝ていたり、ゆっくりお風呂に入ったりして身体を休めています。また、格付協会には野球部があり、月に一回程度活動を行っているので、練習にでたり大会の応援に行ったりもします(レギュラーじゃないので(-_-))。

学生へのアドバイス

就職活動においては、自己分析や筆記試験の勉強、面接対策などやることがいっぱいで本当に大変だと思います。ただ、その中で本当にやりたいこと、将来どうありたいかをしっかり考えてみてください。
就職してから理想とのギャップ、学生生活とのギャップに戸惑うことがあると思います。その時に、自分がやりたいことが何だったのか、将来どうありたいのかなどを思い出して、その道に進んだ自分を信じてください。
これからの皆さんに、良いご縁があることを祈っています。格付協会は、そんなあなたもウエルカムです。